トルクレンチ

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エンジンを触るには、これが無いとどうにも成りません。
な訳で、非常に重要かつ、選択に困ってしまう事も多々有るトルクレンチの小話。

腰上でザっと見てみると、トルクレンチの必要な箇所は
1)ヘッドボルト=47Nm(新品時は49Nm)
2)カムシャフトホルダ=12Nm
3)ヘッドの前後の固定ボルト=25Nm/20Nm
4)ヘッドカバー=9.8Nm

腰上以外では
1)クラッチセンターナット=130Nm
2)クラッチスプリングボルト=11Nm
3)クラッチカバー=11Nm

腰下を除けば、エンジンでトルクレンチ必須な所はざっとこれくらいでしょうか。

厄介なのが、クラッチセンターナットの130Nm
かなりゴツイのが要ります。
でも、ディスク交換ならば、別に外す必要は無いのでそうそう出番は無さそうです。

 

下記は、東日の代表的なプリセット型トルクレンチ、MTQLシリーズとQLシリーズのトルク測定範囲と、ゼファー1100での主な重要ボルトの締め付けトルク一覧。




これを見ると、ヘッドカバーとクラッチスプリングを除いて、MTQL70N(10Nm〜70Nm)で賄えそうな気もしますが、トルクレンチの宿命として、
上下の限界値付近は結構適当アルヨの法則が有りまして。
真っ当な締め付けを求めたいならば、例えばカムシャフトホルダー(12Nm)は、下限値ギリギリのMTQL70NやQL50Nを使わず、MTQL40NやQL25Nを使うのがベストチョイスなのですよ。
同様にヘッドボルト(47/49Nm)の場合も上限値ギリギリのQL50Nは使わないのが大人のマナーです。

特に...まぁココに上げたボルトで適当に締めて良い箇所は無いのですが、それでも特に厳密に締めたい所は、カムシャフトホルダーとヘッドボルト。
両方共に物凄く重要なボルトなので、出来れば滑り込みギリギリセーフのトルクレンチを使わないで、測定幅に余裕の有るトルクレンチを使いたい所です。

そう考えますと
ベストチョイスと言えるのは、小トルク用にQL25N、ヘッド用にMTQL70N
この辺りがグッドチョイスでは無いかと。
どうしても!って言うのなら、MTQL70N一本で行けない事も無いのですが、ヘッドカバーは測定外なので、出来ればやっぱり二本買った方が良さそうですよ。

なお、仮にクランクからミッションまで全部バラバラにしても、クラッチのセンターナットを除いて10Nm〜40Nm程度です。

クラッチセンターナットも踏まえて、MTQL140Nと言う選択も有りますが、挿し込み角は1/2sqなので、アレは美しく無いので個人的に嫌いです。
それに、ヘッドで扱うにはちょっとゴツ過ぎます。

ちなみにヘッドカバー。
ただの蓋ですが、カムシャフトホルダーに固定されてる為に、少なからず神経質に締める必要が有ります。
ネジ切ったり切り子を落としたら、再びカムシャフトを外して掃除しなきゃ成らないですから。
少なくともピックアップコイルカバーよりは気を使う必要は大いに有ります。

→→東日のトルクレンチあれこれ



クラッチセンターナットは....ストレートやアストロなんかで売ってるプレート型でイイんじゃ無いっすかね。
2,000円で売ってるし。
傾向的に、プレート型は割と正確なので、多分物凄く安い奴でも問題無いような気もするようなしないような....まぁお任せします。

 

ちなみに、エキパイのフランジは盛大にガスケットが潰れるので、正確なトルクなんてサッパリ出ません。
折れない程度に適当に締めて大丈夫です。



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